東京/トーキョー的な人について思うこと
を読んで思ったこと。なお、上記リンク先の内容とは全く関係ない話であることを言明しておく。
地方に住んでいて東京の人*1を嫌だなぁ、と思うのはローカル/ナショナルの二重構造を意識しない点と地方をメタ視線でしか見ない点。
地方在住だと東京発の情報が多いこともあって否が応でも東京を意識しないわけにはいかない。もちろん、東京も日本の一地方な訳なのだが、東京の人には全国/地方という意識がないか希薄という印象を受ける。
東京の人は、地方で同じものがないことに驚く*2が、地方の人は東京に同じものがあることに驚く*3、様な。
そして、東京の人の地方に関する知識というのはほとんどが東京のメディアによるもの。そして、東京のメディアは東京の人のための情報を提供する。観光だとか、珍妙なものだとか。上から見下ろすような視点とでも言おうか。
正直、地方の生活がテレビで映されるのは、祭りか、地震か、猟奇的な事件の時ぐらいではないだろうか。
もちろん、その情報は全国ネットによって「系列」の放送局でも放映される。地方人はそれを見て、嫌でも全国/地方という構図を意識する。
今年、テレビで良く名古屋が取り上げられたが、名古屋に住む俺から見れば何というか、ステレオタイプに合わせた映像を流す感じ。せせら笑うしかない。ま、万博が終わったので人為的な名古屋バブル*4も終わりでしょう。*5
頭の悪そうなたとえを持ち出すと、高年収の広告代理店のシンクタンクがニートについて語るような感じ。
実際、東京の人の地方に対する認識というのは驚くほど貧弱だ。その筆頭は某隠居老人*6だと思うが、例えば、アリエルの徳力氏もこんなエントリーをあげたりしている。
思わずそれは都会人の感傷だ!と噛みついたりしちゃったわけですが、まあ、都会の人が持つ田舎感ってこんな感じ何じゃないかなぁ、と憶測。
ほんとね、観光地じゃない田舎ってもうほんと寒々しいんですよ。正直、俺も仕事でなければ行かないと思う。
続く*7