『「パクリ・盗作」スキャンダル読本』 読了
読了っていうとアルファっぽいって昔聞いたもので。
それはさておき、面白かった!
特に、速水氏(id:gotanda6)が異彩を放っており、一人だけ赤いモビルスーツに乗っているかのような趣がある。特に感銘を受けたのが、大塚愛に書かれた章での写真のキャプション。
路線は似ているかも知れないが、ビジュアルがaiko似でなくてよかったと思う男性は多い。
この本のテーマは「オリジナルっていったい何だ?」っていうことなんだろうなあ。この最近の、オリジナル原理主義というか、パクリを糾弾する若造共に、創造ってのはなんだ?って問いかけているのだと思う。
あと、各章毎の雑感。
のまネコ、スラムダンク関連はリアルタイムで状況を追っていたので特に感想は無し。ただ、一言言わせてもらうなら、Zipエリア(笑)では普通に流れていたのになあ、と言うこと。俺はてっきりYahoo!の宣伝曲かと思った。文学関連はへぇ、という感じ。そうそう、平野啓一郎って人いたよね!
『「ブログ」での上手なパクリ方』はちょっとタイトルが誤解を招くんでは・・・と思った。あと、著作権関連の情報のURLもあった方がよいのでは?と思った。
最後に、AV版電車男が無性に見たくなった!
この本を読んで、にっく氏(id:number29)の名文を再度読みたくなった。
オリジナリティを希求するレプリカントたちの叫び - 砂上のバラック
オリジナルとか云々って結局のところ宗教戦争なんだなぁ、と再確認した次第。俺はオリジナリティとかクリエイティビティとかユーザービリティとか無縁の俗物にして凡人だから、みんな巨人の肩に乗ればいいのに、と思う次第。
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