誉めないフード

はてなにはブログを誉める風土がないのか?
多分、ブックマークだけでなく、基本的に誉めない風土なのは確かだ。
誉めたら最後、嫌味・当てこすり・誉め殺しになってしまう奥ゆかしい文化である。
だから、ブックマークを持って*1挨拶に行って
[これはひどい][死ねばいいのに]
というように、何でもけなす事で自分達が謙り、相手を敬う習慣がある。
でも、ここで考えて欲しい。
目の前にいる、他人様*2が後生大事に育ててきたブログは、あなたのエントリーなのか?

それは「NO」である。
もし、奥ゆかしいテキストサイトの伝統を踏襲するならば(無理やり踏襲する必要も無いが)
本来なら、その他人様が後生大事に育ててきたネタに向かって、はてなブックマーカーこそが謙って
目の前のエントリーを敬うべきなのだ。
そこがはてなのユーザーの思い違いであり、思い上がりである。
はてなー達が思うように、はてながYahoo!ブログよりも優れていて、器が大きくて、livedoorよりも強いサービスなのだ
としたら当然、ブログに対してそういう役目を果たさないといけない事になるはずである。
それなのに、はてなユーザーがYahoo!にエバって、楽天をイジって、Amazon.co.jpを品評しているようでは
シナモンに甘ったれている、スケベなだけのろくでなしだ。
Google論で、クダを巻いているマスコミ達と何もかわらないままだ。

自分が、自分のブックマークに対してしている事を、自分が将来ダイアリーを持った時に(ブログでも可)どこの秘太刀馬の骨ともわからないブックマーカーに、同じ事をやられていると考えたらどう思う?
自分のダイアリーが他のブックマーカーにやられて不愉快に感じる事を、何で他人様が後生大事に育ててきたエントリーに向かってするのか?考えて欲しい。

(実はこの感覚が、アルファブロガーの基礎になっていくもっとも大切な感覚なのだ。まともなブロガーはこの打算的とも言える感覚を、はてなーが所持しているかどうか?を冷静に見ているのだ)

とにかく、まずは自分が紳士になる事だ。
それによって、一人前の紳士に相応しい変人ができるだろうし、マッシュアップしてアクセスアップが出来て
紳士のブログは間違いなく、紳士なブックマーカーを連れてくる。
最終的に、ブログが連れてくる変人が、回りまわってはてなユーザーに対する評価になるはずだ。

結論 はてなユーザーが直接けなしていいのは、自分のダイアリーだけである。

んなわきゃない

(インスパイア元→http://otokoryoku.livedoor.biz/archives/50380615.html)

*1:卒業式に、「お世話になった」先生に行うような

*2:って書かれるとid:another氏を連想してしまう。