非コミュとしての堀江貴文氏

俺にとって堀江氏というのはHotWiredのNewsWatcher's Talk(旧称デジタル虎の穴)でドライなコメントを発する人というイメージだった。

Wiredへの露出は多いなぁ、と思っていたが、HotWiredの製作をライブドア(と言うか、オン・ザ・エッヂ)が担当してたのは最近知った。毎月31,500円也。

堀江氏が以前エンロン事件ワールドコム事件について語っていなかったけ?と思ってNewsWatcher'sTalkの過去ログ探ろうとしたけど、その当時の奴に行き着けなかった。

かわりにこんなのを見つけた。

http://hotwired.goo.ne.jp/matrix/9808/textonly/question/horie.html

Hotwired Japan : Webmonkey : review : これからのWeb業界を生き抜くために
http://hotwired.goo.ne.jp/webmonkey/review/webproducing/index01.html

http://hotwired.goo.ne.jp/matrix/0001/02/01.html

これらを読んで思ったのは堀江氏は非常に頭がいい人と言うことと、技術だけでなく、それらを取り巻くマネジメントについても広く頭を巡らせていたこと。

金融関係も仕組みが分かった上で、どうすれば利益が出るか分かってしまったために、実行した。何故それが非難されるか分からないままに。ただそれだけのような気がする。

以前、週刊アスキー上で「ホリエモン世代の秘密」(通称、若社長シリーズ)と言う連載があり、はてなの近藤社長サイバーエージェントの藤田社長などが取り上げられていたのだが、最終回はずばり堀江氏だった*1

その回を読んだ印象としては、「なんて寂しいことを言う人なんだろうなぁ」

近藤社長なんかは夢とか希望とかを語っていたにもかかわらず、淡々と稼ぐのは簡単と吐き捨てる堀江社長。今はアフィリエイトがお勧めと語っていた堀江社長(当時)

振り返ると彼は「非コミュな人だったのではないだろうか。それもとてつもなく頭がいい。故に、仕組みを理解し、実行し、結果を得て・・・でもコミュニケーションが不得手のために敵を作り、陥穽に陥った*2。なんか、「広告」「宣伝」は得意だったけど、「コミュニケーション」は不得手だったような気がする。ライブドアが実は様々な技術を持っているにもかかわらず、ユーザーの不興を買っていたのはやはりコミュニケーション不足だったと思うし。まあ、移行期は単純に手が足りなかっただけかも知れない。
故に、メディアによって作られた「ホリエモン」というキャラをずっと演じていたような。*3

なんて憶測で書いたら堀江氏をよく知る人に怒られそうだけど。

で、未だに分からないのが彼は時価総額世界一になって、100億(以上)稼いで、何がしたかったんでしょ?

やっぱ宇宙かな

*1:バックナンバーないからうろ覚えなんだけど。これって書籍化されない?

*2:検察による・・・まさに「官製」陥穽!

*3:旧ライブドア社長日記のURLがtakaponとなっていることに注目