そうだね、あの頃のインターネットは楽しかった。

そうだね、あの頃のインターネットは楽しかった。

そう、今よりもずっとね。

 

毎日…いや毎時間・毎分・毎秒新しい何かがあった。

発見、出会い、ネタ…笑ったり感心したりすることがつきなかった。

 

黄金時代と書いてベル・エポック、いつまでもこんな時代が続くのだと思っていた

 

いつしか世界は色褪せた

 

Tumblrではtwitterではいつまでも同じネタがぐるぐる回っている。

もう秋場所もタバスコも見飽きたのに

 

新鮮な見方を提供してくれたあの人は釣り師に落ちた

毎日のように面白い写真をアップしていた人は、ただの無断転載だった

自虐的なネタを繰り返してた人が、他罰的な嘲笑を繰り返すようになった

 

変わったのはインターネットなのか?

確かに14400kbpsのモデムは今は100MbpsのFTTHになり、途切れがちな音声はなめらかな動画に変わった

 

だがそれだけだろうか?

 

変わったのは自分の方ではないか?

知識を得て、経験を得て飽きてしまったのは自分ではないか?

 

世界は足を踏み入れたもにはいつも面白くて輝いていて

でもやがてそれは日常になり退屈となる

 

年を取るとは、そういうことなんだろうね