俺は世間様が嫌いだ。

大嫌いと言っても言い。そもそも、世間とはなんだ?

ブログで自滅する人々(第4回)〜「祭って」いるのは誰なのか / デジタルARENA
http://arena.nikkeibp.co.jp/col/20051110/114204/

この記事を読んで「祭り」に関する嫌悪感は更に補強されたものとなった。

世間の意味を辞書で調べると以下のように記述されている。

せけん 1 【世間】

(1)人々が互いにかかわりあって生活している場。世の中。また世の中の人々。
「渡る―に鬼はない」「―に対して申し訳が立たない」「―の目がうるさい」「社会(よのなか)に立つてる以上は矢張(やつばり)―を気兼ねしませんと/社会百面相(魯庵)」

(2)社会での、交際や活動の範囲。
「―に顔がきく」

(3)〔仏〕〔梵 loka〕変化してやまない迷いの世界。生きもの(有情(うじよう)世間)とその生活の場としての国土(器世間)などがある。

→出世間

(4)自分の周りの空間。あたり。
「俄に霧立ち、―もかいくらがりて侍りしに/大鏡(道長)」

(5)生活の手段。身代(しんだい)。財産。
「彼の地頭―もおとろへ/沙石 9」

(6)人とまじわること。世間づきあい。
「―する若い者呼びに来まいものでもない/浄瑠璃・宵庚申(下)」

(7)(僧に対して)俗世の人。一般の人。
「南都に或る律師、―になりて/沙石 3」

(出展:大辞林 国語辞典 - infoseek マルチ辞書)

俺が世間が嫌なのは、そこには明確な規定も、論理も無い。

何となく、昔からそうだから、みんなそうしているから、と言う不明瞭な根拠。

長いものに巻かれろ、と言う処世術、泣く子と地頭には勝てない、と言う諦観。

どれもこれも全くもってエレガントでない。

そういった「世間」とは無縁のインターネットに自由を見いだしたはずだったのに。自由だからインターネットを愛していたのに。

ここでも「世間」が蔓延っているなんて!