Webページの裏世界を作る日経BPを覗いてみよう
どんな世界でも裏というものがある。Webページもそう。裏の世界では、オモテの話の評判がいろいろ書き込まれていたりする。って、つまり今回はNikkei Business Publications(日経BP)がネタ。しかも「デジタルARENA」の話なんだけど、これがけっこう活発になってきている。
■とにかく裏の世界を覗いてみよう
日経BPって何?という説明より、とにかく裏の世界とも言える「デジタルARENA」を覗いてみよう。
例えば、ちょっと前だけど、はてなブックマークで話題になった「はてなブックマーク -ブログで自滅する人々(第4回)〜「祭って」いるのは誰なのか / デジタルARENA」というブックマークがある。この記事の裏は「 ブログで自滅する人々(第4回)〜「祭って」いるのは誰なのか / デジタルARENA」にある。
まともな記述も多いけど、けっこうあほらしい記述もある。一例をご紹介するとこんな感じ。
- こうなると、もはや「2ちゃんねらー」という言葉は、つまるところ「世間」を指すとしか表現のしようがない。
- 「祭って」いる側がはたしてそのような意識を持っているかは疑問ながら、結果として社会全体に対するホイッスル・ブローワー的な役割を果たす効能があるのかもしれない。
- 私怨などから祭りを起こそうとしている人物がいたとしても、ほぼ間違いなくスルーされておしまいだ。
- 実際に「祭り」化したとしても、その中では微妙なバランス感覚が保たれていることについても言及しておこう。
- 全体として、妙なバランス感覚が働いていることもまた事実であり、それは今後、さらに洗練されていくことも期待できるという点は、記しておく必要があるだろう。
というわけで、「結局一部の人メソッドですか」ですぜ、しなもん! となんだかなぁと言う記述もあるし、これは2ちゃんねらーかもしれないなといった記述もある。なんだか、ニュースサイトみたいにも見えるけど、純然たるニュースサイトではない。ブログのエントリーに近い。
それにしても記事ランキング1位になっているし、以下略。
■日経BPは勝手に「ラベル」つけるコラム欄
話を原点に戻して、日経BPとは何か?
言葉の意味としては「日経のビジネス出版社」ということ。日経パソコンとか日経PCビギナーズでは手にとって閲覧出来る。これが日経BPだと、本屋の店頭で立ち読みされるのではなく、インターネットで公開される。
紙の雑誌だと鍋敷きみたいなものだけど、日経BPならはてなユーザーに評価が共有される。
日経BPのサイトは一部会員制になっている。IT Pro等の一部のコンテンツを閲覧するには無料の会員登録が必要だが基本的には無料だ。日経BPで活発なのはデジタル ARENAだ。主にコンシューマ向けの情報を提供している。
たとえば、PC関連の記事はPCチャンネルにある。これを見ると、日経BPがどんな広告主に関心があるのかとか、「この記事はおもしろそう」というのがわかる。
たくさんの広告主がプッシュしたWebページの内容というのは、内容の質はともかく、多くの人の関心をひきたいというだけでけっこうおもしろいものだ。
■どうやったら裏の世界を見ることができるのか?
はてなブックマーク注目のエントリー通称ホッテントリを閲覧していて、ちょっと裏の世界のことが気になったらどうしたらいいか?
デジタルARENAに関して言えば、はてなブックマークのアドレスの頭から次の文字を取るといい。
さっき紹介した「はてなブックマーク -ブログで自滅する人々(第4回)〜「祭って」いるのは誰なのか / デジタルARENA」のアドレスはhttp://b.hatena.ne.jp/entry/http://arena.nikkeibp.co.jp/col/20051110/114204/なのでこうなる。
いちいちアドレスを直すのが面倒な人ははてな便利ツールを使うのが賢いと思う。
IEのユーザーはこちら
- Hatenabar(Firefox Extension)
- http://www.hatena.ne.jp/tool/firefox
Safari,Operaの人は、残念だけどツールバーがない。色々ブックマークレットが用意されているのでそれを活用しましょう。