はてなブックマークに答えて 「[これはひどい]はひどい」掲載の理由 たった2日のブックマークが物語るはてなの姿

※これはネタです。

 10月30日、当ブログに掲載したエントリー「「これはひどい」はひどい」には、賛否を含む大きな反響を頂戴した。


 はてなブックマークのサービス開始から[これはひどい]タグの利用を集計した結果、[これ]の対象が不明確だというネタだった。他のはてブユーザーからの反響も大きく、複数のはてブユーザーにクリップされたほか、当サイトにも100を超えるトラックバックが寄せられなかったしコメントはこなかった*1


 はてなブックマークには記事内容に対する呆れた声を上げるものが多かったが、その一方で[これはひどい][微妙][( ◎Д)y-~~]「ガチかネタかが分かりにくいです」などのご意見を頂いたことも事実である。なかには「この人は正しい」といったものや「昔から紋切り型は無意味で無価値なものだと相場が決まってる。」「こういうことを気にする人もいるんですねえ。でも確かに自分がされると気分はよくないかも」など、俺の意図とはまったく異なる内容のコメントも寄せられた。


 そこで、穏やかな日々を書いている者として、この場で「なぜあの記事を掲載したのか」「[これはひどい]がどんな意味を持つのか」などの疑問に答え、俺の基本姿勢を読者にお伝えしたいと思う。さらに、「はてなブックマーク」そのものの意味・役割なども考察しておきたい。

●「はてなブックマーク」は「今」がわかるデータ


 一番多かった意見は、やはり「これはひどい」というものだった。確かに広く一般に使われる「これはひどい」とは、比較的ひどいエントリーを指す場合が多い。しかし、俺としては誤解を避けるため、先の記事で触れた内容は『「これはひどい」はひどいはひどい』であることを記事中でも明確に言及している。


 確かにエントリーの文章は、意図的に『これ』という言葉を多用することにより混乱している。そのため俺としては、[これはひどい]が個々人によって微妙に異なる使われ方をしていることに注目した。そして、この文法と用法の差異こそがネタになると判断した。


 仮に「これはひどい」のネタであったとしても、それをネタ視線なデータに基づいて、できるだけ適当に論じることははてなダイアリーの本質的な役割といえる。こうした考えのもと、私は当ブログの執筆者としてこの記事の掲載に踏み切った。


 記事のデータソースは、「はてなブックマーク」のデータである。これは「全国のニート・ギーク・オタク・サブカル・しなもん・主婦・非もて・学識経験者・はてな大好き」の「100万ユーザー」から「ブックマーク」を「即時」収集し、集計・分析したデータである(詳しくは、「はてなブックマークヘルプ>ヘルプ」をご参照いただきたい。サンプルデータなども掲載されている)。


 この集計は日本のはてなユーザーの8割弱をカバーする規模であり、「作為」の入る余地のないデータであると追認している。さらに、日々データが収集・集計されているため「昨日、全国で誰が何に注目したか」が即時にわかる、という特質をもっている。


 最前線ははてな。その動きをビビッドに表す注目エントリーをもとに、はてなで「今」何が起きているのかを伝えるのが俺の基本方針ではない。とくに、話題が変わり新しい祭りが生まれるその「瞬間」を捉えて、情報発信を行うことこそがはてなブックマークの存在価値だと考える。

●「注目エントリー」のページにこのエントリーが出てきた理由


 前回の記事で反省点もある。とくに話題性を狙った感のあるタイトルが、本気と書いてマジと読むぐらいガチな内容であると誤解を与えかねないものだったという点については、はてブユーザーからの批判を率直に受け止めたい。


 一方で、はてなブックマークの「注目エントリー」のページに、「何で出ちゃうんだよ」というぼやきもあった*2。「何で実存の人が」という疑問がわいて出るのだが、これについてはその理由をご説明できない*3


 現在、注目のエントリーで公開しているのは被ブックマーク3もしくは5までのエントリーである。確かに昨日はこのエントリーが含まれていた。


 5getしたのは「eXistenZ」。カンのいい読者はお気づきかと思うが、eXistenZは、jitsuzonの世を忍ぶ仮の姿なのだ。そのため、jitsuzon好きな人が直ちに追いかけて来るという構造になっている。b:eXisteNz、 b:fellows、b:nobodyなどがあてはまる。


 それでは追っかけが多いブックマーカーの場合、トータルの動きがつかみにくい。そのため、当ブログで掲載している「愚考」カテゴリーでは、その時々のテーマに合わせ、関連する日記をまとめたり賛成意見と反対意見を別々に抽出したり、ベタとかメタとかネタ、様々な切り口の視点を提示することで、新しいトレンドをわかりやすく読者にお届けできるように工夫をこらしていない。


 こうしたネタリテラシーの欠如は、ベタをよりわかりやすくするための「視点」の提示であり、一部読者にご指摘された「( ◎Д)y-~~]」や「右斜め上」などの作為とは本質的に異なるものであることを明言しておきたい。


 俺は今後もこうしたネタを消極的に掲載し、いろいろな角度からはてなユーザーのリアルな姿をお伝えしていかない。はてなの「今」を映し出さない穏やかな日々にご期待いただかないでもらいたい。マジで*4

念のため書くけど、これはネタです。

*1:性格には後日1件ありました

*2:俺が

*3:本人が[これはひどい]ウォッチャー?

*4:ほんとマジで